立教池袋中学校・高等学校

本校における宗教教育

宗教教育とは宗教を目的・目標とする教育ではなく、宗教に基づく人間教育の目標を達成する上での基本的な教育体制です。キリスト教に基づく人格形成は、神と人を愛し神の前に謙虚で感謝を持って生きる人間・生きることの真義を求めて、人の間に人と共に力強く生きる人間を育てることを目指しています。

人間はおのおのその能力を異にするとともに、心身の強弱の差もあります。しかし、一つの共同体にあっては、一人一人が重要であり、かつ、互いに補い助け合わなければ生存し得ないのです。聖書はこれをキリストを頭とする体と考えています。各人はこの体の一部分としてその能力を養い、共同体の発展に寄与しています。しかも各人はからだの犠牲となって消えるのではなく、体の部分であるがゆえにその重要さを増し加えられ育てるのです。これが愛によって結ばれ生かされる共同体の姿なのです。

キリスト教に基づく人格形成と能力養成への努力は、このような人間観のもとに、各自がその責任を自覚し、時と処に応じて自由闊達に力を発揮しうるためになされるのです。宗教教育はこの意味で、各部分の成長を助けて個々の働きを生かす血液にも相当します。従って、限られた者が一定の手段によってのみこれを行うことはできません。教育全体がその意義を発揮してこそ、実生活と結びついた宗教教育となるのです。

本校では、以上の主旨を助成するために礼拝及び聖書の時間が設けられています。神と人とを愛する心はまず祈りから始まります。敬愛と感謝の念を持って神と人とに仕えようとする私達の決意こそ祈りの精神です。更に礼拝を通して、各人が共同体の一員として広い世界に心を開くとともに、その使命を自覚し責任ある行動をとるように指導されます。また、聖書を通してキリスト教の人間観・世界観を探求しますが、これによって、共同体全体が建設され、同時に各種活動が一貫した意義と目的のもとに行われていることを強調します。その他、いわゆる宗教行事と呼ばれる降誕日・復活日もまた人格形成に関係し、共同体の活動に積極的に参加することなのです。

以上のように、本校における宗教教育は、建学の精神及び教育目標実現のために、全校一体となって行われる教育の基本なのです。

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