校長 鈴木 弘
君たち一人ひとりには、毎日の生活の中で『習慣』になっていることがあるはずです。自分には、いくつの習慣が身に付いているのか考えたことがありますか?本当に身に付いている習慣は意識せずしていることなので、すぐに数え上げることが難しいかもしれません。
今日お話ししたいことは、この「意識しないでしている」習慣についてです。
「意識しないでしている」ということは、特に努力しているわけでもなく、苦しいことではなくなっている習慣です。たとえば『いただきます。』『おはようございます。』『お疲れさま。』『ありがとうございます。』これらを無意識に言える。素晴しいことです。また、朝晩の歯磨き、お風呂を出るときの後片付け、家に帰ったらまず鞄を決まった場所におく…に代表される生活習慣も大切なことです。これらは、いつの間にか君たちが身に付けた人間として大切な力です。
ところで、『夜更かし』『…ながら勉強』などのような『悪い習慣』が身に付いてしまうと、これを修正するためには強い意志と努力、そして長い時間が必要となってしまいます。また、生活習慣病といわれる毎日の悪い習慣から病気になることもあります。
自分で価値を認めない習慣を身に付けようとする時は、かなりの努力が必要です。しかし、今自分に欠けていることに気付いて自分に必要と思えば、その習慣が身に付くのも早いでしょう。そして一度身に付いたものは、意識なく実行できるようになります。無意識に実行するので苦になりません。
毎日、家での勉強も習慣になっている人には、大きな苦になっていないでしょう。いわゆる家庭での学習習慣です。学生生活で一番大切な勉強も習慣付いたらずいぶん楽しいものになるはずです。
君たちの習慣は、必要に迫られて付いたものや、保護者の皆さんや学校の先生方の努力で付いたものもあると思います。また自分から進んで身に付けたものもあると思います。自分をもっと高めたり変えていくために、今持っている習慣にもうひとつ習慣を増やしてみてはどうでしょうか?
体で覚えたその人の力『習慣』は、一生涯揺るぎないものです。『悪い習慣』が付かないよう注意して、良い習慣を早く沢山見つけて自分のものにしてください。
『習慣は人を変える。』…というより『習慣はその人物を決定づける。』といっても過言ではないと思います。
さて、君たちは、今どんな習慣が必要なのでしょうか? 是非考えてみてください。