Project Based Learning課題解決型学習

高3特別講座(2022.2.18-25)身近な地域の課題を題材にマーケティングビジネスを体感する

「新しいリーダーシップ」の実践
このプログラムは、生徒たちが「食」をテーマに地域(豊島区や池袋)の課題を探り、オリジナルの解決策を提案します。立教池袋で学んできた知識や経験をもとに自由な発想で議論することにより、その過程において「新しいリーダーシップ」を実践する場とすることを目的としています。
今回は、立教大学の卒業生をはじめマーケティングの仕事に精通している社会人を講師として招聘し、地域振興とともに現実社会における実現性やマーケティング的な視点からプロジェクトとして利益を生み出す視点をアドバイスしていただきました。
難易度の高い目標設定
講師から与えられたお題は「Google社員として池袋の地域活性化に寄与する企画を提案する」。生徒たちは少人数のグループに分かれ、池袋に所在する飲食店を一つ選び、その店舗の売上を倍にするための方策を考え全体に発表します。現状分析や目標設定をすることで仮説を立て、どのような広告ツールを使えば目標を達成できるのかを考えます。具体的な広告設計が求められ、提案側(広告会社側)の企業収益も考慮する必要があるため難易度は高いものになります。
説得力と実現可能性
最終日はグループによる全体発表を行います。各グループに与えられた10分間で、① 選んだ飲食店と選定背景、② 現状分析と目標設定、③ 具体的な施策や広告設計、④ 今回の提案における費用対効果、を踏まえたプレゼンテーションを行います。講師からの鋭い質問にどう応えるのかも重要な学びですが、「なぜそのように考えたのか」について説得力と実現可能性が求められます。
新しいリーダーシップを体感
生徒たちは作業を進めるなかで目標設定やグループ内での自分の役割を見出します。また、目標達成に向けた施策を考えるなかでメンバーを助けたり、グループに貢献することを体感します。このプログラムは本校が目指す「新しいリーダーシップ教育」を体現しています。

参加者(生徒)からのメッセージ

あっという間に終わったワークショップでしたが、得るものはとても大きかったです。そもそもマーケティングは文系の仕事だと思っていましたが、広告設計をするうえでは膨大なデータを読み解く必要があるため、数字に強いほうが良いし、分析ツールを使いこなすためには理系的な思考も必要だと感じました。プレゼンでは講師の方から鋭い質問を受けましたが、なんとか対応できたと思います。プロとの差はあるものの、今の自分の実力を知る良い機会となりました。このプログラムを通して、チームにおける自分の役割やメンバーへの協力など、新しいリーダーシップへの理解を深めることができたと思います。

講師からのメッセージ

わずか1週間という短い期間でしたが、生徒たちのレベルの高い提案内容に驚きました。実際に店舗への現地調査を行ったり、ターゲットを細分化することで様々な広告設定を考えるなど、ビジネスとして通用する提案もありました。我々もクライアントの要望を叶えるために仮説を立て、あらゆるデータを駆使して提案内容を作成しますが、最終的には自分の感性がポイントになります。生徒のみなさんには大学生になっても様々なことにチャレンジして、たくさん「引き出し」を作り、自分の感性を磨いていってほしいと思います。

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