英語科 2024年入職母校の教員は「運命」、英語の楽しさを伝えたい

立教池袋高校で英語の楽しさに目覚める
私は高校から立教池袋に入学し、立教大学に進学しました。卒業後、埼玉の私立学校に勤務していた時に、母校である立教池袋の英語講師の応募を見つけました。学生時代から、「いつか立教池袋の教員になれたら」と思っていたので、母校に戻ることができたことは「運命」に導かれたように感じています。

教員を目指したきっかけは、中学校時代の担任の先生との出会いでした。先生は、私の頑張る姿や挑戦する姿を見守り、支えてくださいました。その経験から、「自分も生徒の人生に良い影響を与えられる存在になりたい」と思うようになりました。立教池袋高校に入って受けた英語の授業は、非常に楽しかったです。『ゴースト』という映画を観ながら、英語を書き取るディクテーションの授業は今でも覚えています。英語への興味が深まったことが、英語教員を目指すきっかけとなりました。
受験英語ではない英語教育の魅力
立教池袋の英語教育の大きな特徴は、「受験のための英語」ではなく、「自分の力で表現できる英語」を重視している点です。私自身も高校時代に、洋画や洋楽、新聞記事などを教材とした授業を受け、英語を「学ぶ」だけでなく、「使う」ことの楽しさを実感しました。現在の授業でも、生徒が主体的に英語を学べる環境を作ることを心掛けています。

例えば、高校3年生の授業では、映画『マイ・インターン』を教材として使用し、実際のインターンシップ制度を英語で学ぶ機会を提供しています。映画を観るだけでなく、単語や文法を学び、ディスカッションを通じて「英語で考える力」を養うことを目的としています。また、中学生には、洋楽やYouTubeの動画を取り入れ、英語のリズムや発音に親しんでもらい、英語が苦手な生徒にも興味を持ってもらえるように工夫しています。
脈々と受け継がれる教育目標
立教池袋の教育目標である「真理をもって探求する力」と「共に生きる力」は、私自身が学生時代に学んだことでもあり、現在の教員としての指導にも活かされています。本校は、生徒の自主性を大切にし、教員は「支え役」として関わる環境が特徴です。英語部の顧問を務めていますが、文化祭(RIF)では、英語部の生徒たちが英語劇の台本作成から演出までを自主的に行い、私はそのサポートに徹しています。このように、生徒が主体的に活動できる場を提供し、学びを深める環境が備わっています。

また、本校では、生徒が主体的に学ぶことができるよう、授業の自由度が高く、教材の選択にも幅広い選択肢があります。教員として教材選びに苦労することはありますが、生徒自身が興味を持ったテーマを深掘りし、学びを探求できる環境が整っている点は、立教池袋の大きな魅力です。
「おかえり」と迎えられる、母校で教える喜び
教員は、生徒の挑戦や成長の瞬間に立ち会える、非常にやりがいのある仕事だと実感しています。例えば、中学サッカー部の顧問もしていますが、指導している生徒が区の大会で3位に入賞し、努力が結果につながった時の喜びは、何にも代えがたいものでした。また、英検に何度も挑戦し続け、ついに合格した生徒が、真っ先に報告に来てくれた時も、大きな達成感を感じました。

立教池袋の卒業生として、母校の教員になり、生徒たちと共に学び続けられることに感謝しています。現在は高校時代にサッカー部で指導していただいた先生と一緒に顧問をしています。また、高校3年間、ずっと担任だった先生に今もサポートしていただいています。着任した時に「おかえり」と迎えてもらいました。少し複雑な気持ちもありますが、私にとってここは「かけがえのないホーム」です。

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