Social Studies社会

社会の中でどのように生きるか、テーマと判断材料を見つける

中学・高校時代というのは、家庭と学校という世界から、広い社会に歩みだしていく時期です。社会にはさまざまな仕組みがあり、問題があり、またいろいろな出来事が起こります。それらに直面したときに、それをどのように分析するのか。あるいはそれが解決しなければならない問題であれば、どう対処したら良いのか。そのときに必要になる判断材料を提供し、主体的な判断力を培っていくのが社会科です。この社会の中で自分はどう生きるのか、テーマを持って考えてほしいと思います。

図表・映像を使って、発見し、考え、議論し、発表する力を養う

社会科というとなんとなく、年号や地名、概念やキーワードを暗記する科目だと思われがちですが、そうではありません。社会科は、社会や人間の具体的な動きを、歴史や、政治・経済、地理という形で理解する科目です。概念やキーワードを受け身で覚えることが大事なのではなく、その言葉の向こう側にある具体的な世界の動きを、主体的に発見し、学び取っていくことこそが重要だと考えています。
具体的な社会の動きを知るために、授業ではさまざまな資料を提示します。写真や映像、図表・グラフ、新聞記事などを見て、そこから事実を発見し、推理し、論理的に思考していくという道筋をつけられればいいと思っています。そして議論し、発表するということころまでつなげていきます。
たとえば旧石器時代の人類は狩猟生活を営んでいたと言われますが、遺跡のスケッチを見て、どのように食料を獲得していたのかを考えます。知識として覚えるのではなく、それを自分でどう考えるのか、ということが大切です。現代についても、具体的な出来事を調べて、自分が生きていることと学んでいることを結びつけていきたいと考えています。

地理、歴史、政治経済、倫理社会を有機的に組み合わせる

中学1年では「地理」、2年から3年前期で、人類の起こりから、19世紀までの「歴史」を学びます。3年の中・後期で憲法と政治など「公民」の分野を学習します。高校1年では「公民」の続きとして「現代社会」で経済と倫理、高校2年では中学1年で取り上げなかった地域の「地理」を勉強します。また、これと並行して高校1,2年生の「歴史」では、19世紀以降の日本史と世界史を学びます。このように中学・高校と連携した組み合わせを作っています。高校3年では、大学の学部学科に対応した必修選択で、法律・政治分野、経済分野、社会学から選択することになっています。自由選択では専門性の高い科目を学べます。

各学年での学び

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